ExcelやGoogleスプレッドシートをMarkdown出力するVS Codeの拡張機能「Excel to Markdown table」が便利すぎる件
Markdownでテーブルを表現するにはつらみが深すぎる
みなさんはMarkdownでテーブルを書くことは得意ですか? 私は苦手です。
簡単なテーブルは簡単に書けるのですが、以下のようなテーブルを書くことには抵抗感があります。
- 行数、列数が多い
- セル内に書くテキスト量が多い
- セル内でリストを表現する
一方、私は先日、「Markdownで手順を書いています!」とこちらの記事で伝えました。
そんな私に対して、
「オイオイオイ。 Markdownでもなんでもいいけどよォ... テーブルを使いたい場面は多いんだぜ。」
というセリフが聞こえてくる気がします。
私のようなMarkdownでテーブルを書くことにつらみを覚える方への解決策として、以下記事で紹介している「MarkdownTableMaker」があります。
このアドオンを使うことで、選択したスプレッドシートをMarkdownに出力してくれます。
しかし、こちらの MarkdownTableMaker は、現在利用できなくなっています。
上述の記事では代替案として、Tables Generator というWebサイトを紹介しています。
スプレッドシートのテーブルをMarkdownのテーブルに変換するために、このようなWebサイトを何度も往復するのも手間なので、何か良い解決策ないかなぁと探していました。
そして、ついに見つけました。VS Codeの拡張機能 「Excel to Markdown table」を。
「Excel to Markdown table」 の導入方法
導入方法は拍子抜けするぐらい簡単です。
VS Codeの拡張機能を開いて、Excel to Markdown table
でフィルターをします。その後、表示されたExcel to Markdown tableのインストールをクリックします。
以上です! 簡単!!
「Excel to Markdown table」 の使い方
使い方も簡単です。
以下のようなGoogleスプレッドシートで書いたALBのパラメーターシートをMarkdownのテーブルに変換してみます。
まず、変換したいテーブルを範囲選択してコピーします。
その後、VS Codeにコピーした内容を任意の場所にペーストします。
続いて、変換したい箇所を範囲選択して、VS Codeのコマンドパレットを開きます。
そして、コマンドパレットで>Excel
などと入力すると、以下の様に Excel to Markdown table
が表示されるので、こちらをクリックします。
すると、以下の様にMarkdown形式のテーブルに変換されます。
Markdown Preview Enhancedでプレビューを表示させてみると、以下の様にテーブルが表示されています。簡単。
「Excel to Markdown table」 の良いと思った点
Markdown形式に変換してくれるWebサイトと行き来する手間を減らすことができる
上述したように、スプレッドシートのテーブルをMarkdownのテーブルに変換してくれるWebサイトはありますが、変換するためには
スプレッドシート -> 変換サイト -> VS Code
と変換サイトをワンクッション挟む必要があります。
Excel to Markdown tableを使うことで、そのワンクッションがなくなるのでスムーズに変換できます。時短最高です。
セル内の改行を解釈してくれる
セル内に複数行のテキストがあったとしても、改行を解釈して自動で<br />
を追加してくれます。
今まで、Markdownのテーブルでセル内に改行をする場合は、手動で<br />
を追加していました。
手動での<br />
追加は精神を大変すり減らす作業なので、ツールが自動でセル内の改行を解釈してくれるのは精神衛生上とてもありがたいです。
VS CodeでスプレッドシートをMarkdownに変換したいのであれば、「Excel to Markdown table」 一択なのでは
「Markdownが良いのは分かるんだけど、テーブルが辛いんだよなぁ」という方にはうってつけの拡張機能だと思います。
VS Codeを使われていて、スプレッドシートをMarkdownに変換する方法をどうにかしたいという方は、ぜひ使ってみてください!
この記事が誰かの助けになれば幸いです。
以上、AWS事業本部 コンサルティング部の のんピ(@non____97)でした!